- 友達にものをあげるとき、カジュアルな感じでどういうの?
- カフェで注文するときのなんて言えばいい?
- 「やったー」って気持ちを簡単に表現したい
今回はそんな人に、アニメ『Hunter x Hunter』(ハンター x ハンター)の主人公ゴンの言葉から、友達同士のカジュアルな会話フレーズ、日常生活に必須のフレーズまで、まとめて紹介します!
このシンプルなフレーズを覚えるだけで、もっと自然なやりとりができるようになる、そんな内容になっています。
目次
『Hunter x Hunter』(ハンター x ハンター)概要
ファンタジーながら「HUNTER×HUNTER」の世界には、現代の世界情勢を連想させるような場面が多く存在します。
「グリードアイランド」編では、ゲームの仮想現実世界がメタバースを想起させ、「キメラアント編」では、人間と自然、生態系のバランスがテーマとして扱われています。
他にも、テロリズム、犯罪組織やブラックマーケットなど、「HUNTER×HUNTER」の設定は、現代の世界情勢を巧みに取り入れつつ、ファンタジー要素を絶妙に融合させた独自の世界観を生み出しており、大人も十分に楽しめる作品です。
名言・セリフ① ゴン 友情の証:シンプルに友情を示す言葉
Then you can have it!
(じゃあ、君にあげる!)
このセリフは、主人公ゴンが友達のキルアに対して言ったものです。
ゴンは、たまたま手に入れたおもちゃをためらうことなく「じゃあ、君にあげる!」とキルアに渡しました。
この言葉には、ゴンの純粋で無邪気な性格と、友情を大切にする心が表れています。
「You can have it!」の解説
「何かをあげる」と聞くと、まず「Give」という言葉が思い浮かぶかもしれません。
ですが、「You can have it!」で「君にあげる」という意味になります。
この表現は、友達同士のカジュアルな雰囲気にもぴったりです。
意味とニュアンス
- 意味:You can have it =「これを君にあげるよ」
- ニュアンス:
話し手の気前の良さや優しさが表されており、シンプルながらも心温まる印象 - イメージされる場面:
- お菓子を友達に分けるとき
- 自分がもう使わないものを誰かに譲るとき
- 誰かが欲しがっているものを「どうぞ」と差し出すとき
例文 1
A: I got an extra dessert by mistake. You can have it.
(間違えてデザートが1つ多く来ちゃった。君が食べていいよ。)
B: Really? Thank you so much!
(本当に?ありがとう!)
例文 2
A: I don’t need this extra notebook. You can have it.
(この余分なノート、僕には必要ないから君が使っていいよ。)
B: Oh, that’s so kind of you. Thanks!
(わあ、親切だね。ありがとう!)
セットで覚えるべき重要フレーズ「Can I have ~?」
「You can have it」(あげるよ)と一緒に覚えておくと便利なのが、「Can I have ~?」(〜をいただけますか?)というフレーズです。
「Can I have ~?」は、レストランで注文する時にも使えるフレーズで、海外旅行に必須のサバイバルフレーズです。
早速、二つのフレーズを比べてみましょう!
- 「You can have it」
- 意味: 「(それを)君にあげるよ」
- 主語: 相手(You)
- 用途: 相手に物や権利を譲るとき、許可を与えるときに使います。
- 「Can I have ~?」
- 意味: 「~をいただけますか?」「~を注文できますか?」
- 主語: 自分(I)
- 用途: 自分が何かを頼む、もらう許可を求めるときに使います。特にレストランやカフェなどの場面で頻出です。
レストラン・カフェでの具体例
「Can I have ~?」(〜をいただけますか?)を覚えておくだけで、レストランやカフェでの注文がスムーズになる、とても便利なフレーズです。
どのようにレストランやカフェで使われるか見ていきましょう!
例文 1
A: What would you like to drink?
(お飲み物は何にいたしますか?)
B: Can I have an iced latte, please?
(アイスラテをいただけますか?)
例文 2
A: Would you like to see the dessert menu?
(デザートメニューをご覧になりますか?)
B: Yes, please. Can I have the chocolate cake?
(はい、お願いします。チョコレートケーキをいただけますか?)
例文 3
A: Are you ready to order?
(ご注文はお決まりですか?)
B: Yes, can I have the grilled chicken, please?
(はい、グリルチキンをいただけますか?)!)
例文 4
A: Can I have another glass of water, please?
(お水をもう一杯いただけますか?)
B: Of course. I’ll get that for you.
(もちろんです。すぐにお持ちします。)
例文 5
A: How would you like your steak cooked?
(ステーキの焼き加減はいかがいたしますか?)
B: Can I have it medium rare, please?
(ミディアムレアでお願いします。)
私も、はじめて海外に行ったときは英語が全く話せず、このフレーズを教えてもらい、これだけ毎日使ってました。
まわりからは『「Can I have~」の達人』と呼ばれてました。思い出のつまったフレーズです。
ぜひマスターして、海外のレストラン、カフェを楽しんでください!
名言・セリフ② ゴンの挑戦:喜びをストレートに表現
You just used your right hand — I did it!
(今、右手を使ったよね!やった!)
ゴンとキルアはハンター試験でハンター協会会長のネテロとボール取り勝負をします。しかし、圧倒的な実力を持つネテロに苦戦。
ゴンはネテロが左手と左足しか使っていないことに気づき、右手を使わせる作戦を考えます。
無謀な挑戦を繰り返し、ついに右手を使わせた瞬間、ゴンは「やった!」と叫び、喜びを表現します。
「I did it」の意味と感情のニュアンス
喜びの感情を表現するのに、むずかしい英語は必要ありません。
シンプルに「I did it!」と叫びましょう。
意味とニュアンス
- 意味:I did it =「やった!」「成功した!」
- ニュアンス:
何かを成し遂げたり、目標を達成したときの喜びや達成感 - イメージされる場面:
- 難しいテストに合格したとき
- 長時間かけて解いたパズルが完成したとき
- スポーツで得点を決めたとき
シンプルだから、すぐに使えて、日常会話で役立つ簡単フレーズです。
「I did it」と「You did it」セットで覚えよう
「I did it」は自分が何かを達成したときに使うフレーズで、対照的に「You did it」は相手が何かを達成したときに使うフレーズです。
1) 「You did it」の意味
- 意味:「やったね!」「成功したね!」
- ニュアンス:
ポジティブで励ましの意味合いがあります。相手が目標を達成したり、成功したことに対して喜びや賞賛を伝えます。
2) 「I did it」と「You did it」の違い
フレーズ | 意味 | 使用場面 |
---|---|---|
I did it | 「やった!」 | 自分の達成感を表現するとき |
You did it | 「やったね!」 | 相手を称賛したり喜びを伝えるとき |
実践例文
「I did it」と「You did it」、どちらも簡単に覚えれるフレーズですが、例文を使ってさらに感覚をつかんでいきましょう。
1) 「I did it」の例文
例文 1
I checked the results… I did it! I passed the exam!
(結果を確認したら…やった!試験に合格した!)
例文 2
After hours of trying, I defeated the final boss. I did it!
(何時間も挑戦して、ついにラスボスを倒した!やった!)
例文 3
I finally climbed to the top of the mountain. I did it!
(ついに山の頂上に登った!やった!)
2)「You did it」の例文
例文 1
A: I passed the exam!
(試験に合格したよ!)
B: Congratulations! You did it!
(おめでとう!やったね!)
例文 2
A: I finally broke my personal record in swimming!
(ついに水泳の自己記録を更新したよ!)
B: That’s amazing! You did it!
(すごい!やったね!)
例文 3
A: I submitted the project just in time.
(プロジェクトをギリギリで提出できたよ。)
B: Great job! You did it!
(よくやったね!やったじゃん!)
「I did it」と「You did it」の類語
他のフレーズを使って「やった!」「やったね!」という気持ちを表現することもできます。
シンプルで覚えやすいので、一緒にマスターしましょう!
「I did it」の類語
- I made it
- 意味: 「やり遂げた!」
- ニュアンス:
目標や困難を乗り越えたことに焦点があります。長い旅路や挑戦的な課題をクリアしたときなどに使われるイメージ。
例文
I finally made it to the top of the mountain.
(ついに山の頂上に到達した!)
- It worked!
- 意味: 「うまくいった!」
- ニュアンス:
自分が試した方法や計画が成功したときに使われます。実験や試行錯誤の後、結果が出たときなど使われるイメージ。
例文
My plan worked. It worked!
(私の計画がうまくいった!)
「You did it」の類語
- Well done!
- 意味: 「よくやった!」
- ニュアンス:
少し上品でフォーマルさが感じられ、努力や成果を賞賛するときに使われる。上司や先生がよく使うイメージ。
例文
That was a tough challenge, but well done!
(難しい挑戦だったけど、よくやったね!)
- Great job!
- 意味: 「素晴らしい仕事だ!」
- ニュアンス: よりカジュアルでフレンドリーな表現。同僚や友達同士で使われるイメージ。
例文
You nailed it. Great job!
(完璧だったよ。素晴らしいね!)
- You made it!
- 意味: 「やり遂げたね!」
- ニュアンス:
「I made it!」の相手バージョンで、到達や成功を共有する気持ちが込められています。長距離を走り抜けた後や、挑戦的な目標を達成したときに使われるイメージ。
例文
The hike was so hard, but you made it!
(登山は本当に大変だったけど、やり遂げたね!)
どれも似た印象を受けて、「こんなにたくさん覚えなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが、選択肢が一つだけだと、どうしても会話が単調になってしまいます。
これらのフレーズも合わせて覚えましょう!
「You did it」の返しのパターン
「You did it」(やったね)の意味や使い方は理解できたけれど、言われた後にどんな風に返せばいいでしょうか?
実際の返し方は人それぞれなので「正解」はありませんが、参考までにいくつかのパターンをご紹介します。
1. 素直に感謝する
- 素直に感謝を表現したい場合:
- Thank you!
(ありがとう!) - I really appreciate it!
(本当に感謝してる!)
- Thank you!
2. 謙遜する
- 相手の褒め言葉に対して控えめに返したい場合:
- It was nothing.
(大したことじゃないよ。) - I just got lucky.
(ただ運が良かっただけだよ。)
- It was nothing.
3. ユーモアで返す
- 少しカジュアルに、楽しく返したい場合:
- I can’t believe it either!
(自分でも信じられないよ!) - Took me long enough!
(時間かかったけどね!)
- I can’t believe it either!
他にも様々な返し方がありますが、まずは実際に使ってみて、トライ&エラーを繰り返しながら身につけていきましょう!
まとめ
「You can have it」と「I did it」は、簡単に覚えられて、すぐに役立つフレーズです。
これらのフレーズを使えば、友達との会話もより自然になり、また簡単に自分の喜び伝えられます。
自然な英語で、コミュニケーションを楽しみましょう!