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【英語】『ワンピース』 ボン・クレーの名言で学ぶ!gottaとは?

2025年1月23日

  • 「gotta」って何?
  • 「gotta」って、結局いつ使えばいいの?
教えて〜
教えて〜

今回は、アニメ「ワンピース」の人気キャラクター、Mr.2・ボン・クレーの名言を題材に、「gotta ~」の使い方を解説します!

「gotta」は日常会話で頻繁に使われる表現ですが、学校では教わらないフレーズです。

さらに、発音がよく似ている「got a ~」の使い方と見分け方も合わせて紹介します。

この記事で学ぶこと

  • 「gotta ~」(〜しなければならない)
  • 「got a ~ 」(〜を手に入れた、〜を買った)

『ワンピース』以外の漫画やアニメ、映画でも、日常的な会話を描くシーンでは、「gotta」が頻繁に使われています。

最後まで読めば、「gotta」の使い方がよく分かり、ネイティブスピーカーの話が格段に聞き取りやすくなる、そんな内容になっています。

Mr.2・ボン・クレー(Bon Kurei)キャラクター紹介

キャラクター紹介

Mr.2.・ボン・クレーは、アニメ「ワンピース」に登場するオカマのキャラクターで、バロックワークスの元メンバー。マネマネの実の能力者で、触れた相手の顔を記憶し、自由に顔を変えられる。陽気でユーモア溢れる性格ながら、友達想いで義理堅い一面を持つ。アラバスタ編とインペルダウン編では、二度にわたり命を懸けて主人公ルフィを助けて感動を呼んだ。

Mr.2・ボン・クレーは登場回数こそ多くありませんが、その限られた登場シーンで数々の名言を残し、ワンピースの中でも特に印象的なキャラクターの一人です。

独特すぎる容姿や喋り方、ユーモラスなキャラ設定が目を引く一方で、友情のために自らを犠牲にするその生き様は、多くの視聴者の心を掴んだと思います。

本当に好きなキャラなので、再登場を期待しています。

Mr.2・ボン・クレーの名言と「gotta 」の解説

ワンピースの世界観をイメージ
ワンピースの世界観をイメージ

You gotta save your brother at any cost!

(必ず兄貴、救ってこいやあ!)

脱獄不可能と言われる監獄インペルダウン。その脱出作戦の最後、ボン・クレーは自らを犠牲にして正義の門を開け、兄を助けに行くルフィを逃がしました。

このセリフは、まさにその場面で放たれた言葉です。

直訳すると「何があっても、お前は兄貴を救わなきゃいけない!」となります。

ここでは「gotta」は「~しなきゃいけない」という意味で使われています。

それでは、詳しく見ていきましょう!

「gotta」とは何か?

「gotta ~」は「have to ~」と同じで、「〜しなければいけない(義務)」「〜に違いない(推量)」の意味を持つフレーズです。

それでは、どうして「gotta」になるのかとういうと、下記のように変化してできた言葉だからです。

4つとも同じ意味を持つ表現ですが、主にフォーマルかカジュアルかで使い分ける必要があります。

  1. 「have to ~」
  2. 「have got to ~」
  3. 「have gotta ~」
  4. 「gotta ~」

それぞれ見ていきましょう。

①「have to ~」

「have to」は、話し言葉でも書き言葉でも使うことができ、フォーマルな場面にも適しています。

  • 意味とニュアンス:
    • 「〜しなければならない」という一般的な義務を表す。
  • 使い方:
    • 「have to + 動詞の原形」
    • 主語が三人称単数(he/she/it)の場合は「has to」に変わる。
  • ポイント:
    • 「have to」は、4つの中で最もフォーマルな表現のため、日常会話だけでなくビジネスや学校などの場面でも使われる。

例文 1

I have to wake up early tomorrow.
(明日早く起きなければならない。)

例文 2

She has to finish her homework.
(彼女は宿題を終わらせなければならない。)

②「have got to ~」

「I've got to ~」や「she's got to ~」のように省略され、主に話し言葉で使われるフレーズです。

「have to ~」と同じく「~しなければならない」という意味ですが、よりカジュアルな雰囲気があります。

  • 意味とニュアンス:
    • 「〜しなければならない」
    • 「have to ~」よりもカジュアルなニュアンスを持つ。
  • 使い方:
    • 「have got to + 動詞の原形」
    • 主語が三人称単数の場合は「has got to」となる。
    • 「I've got to ~」のように、短縮して使われることが多い。
  • ポイント:
    • カジュアルな口語表現で、フォーマルな文章ではあまり使われない。
    • 義務を強調したい場合に使われことがある。

例文 1

I’ve got to leave now.
(もう行かなきゃ。)

例文 2

He’s got to study for the exam.
(彼は試験のために勉強しなきゃ。)

③「have gotta ~」

「have got to」と同様に、カジュアルな口語表現として用いられるが、「got to」の部分が短縮されて「gotta」になり、さらに口語的な表現となっている。

  • 意味とニュアンス:
    • 「〜しなきゃならない」の意味を表す。
    • カジュアルな口語表現として使われる。
  • 使い方:
    • 「have gotta + 動詞の原形」
    • 主語が三人称単数では「has gotta」となる。
    • 「I've gotta ~」のように、短縮して使われることが多い。
  • ポイント:
    • カジュアルな口語表現で、ビジネス場面やフォーマルな文章では避ける。

例文 1

I’ve gotta call my mom.
(お母さんに電話しなきゃ。)

例文 2

She’s gotta finish this report today.
(彼女は今日、このレポートを終わらせなきゃ。)

④「gotta ~」

「have gotta」は「have」を省略して「gotta」のみになることで、非常にカジュアルな表現となります。

ただし、「have」を省略すると文法的には正しくないため、フォーマルな場面では使用を避けましょう。

  • 意味とニュアンス:
    • 非常にカジュアルな表現。
    • 「〜しなきゃ」といった、軽い口語的な響きを持つ。
  • 使い方:
    • 「gotta + 動詞の原形」
  • ポイント:
    • 主語の後の「have」を省略しているため、文法的には正しくない。
    • 非常にカジュアルなので、親しい友人や家族との会話で使われる。
    • フォーマルな文章やビジネス場面では避ける。

例文 1

I gotta go now.
(今行かなきゃ。)

例文 2

You gotta see this movie!
(この映画、見なきゃ!)

まとめ:使われ方の違い

表現使われ方フォーマル度例文
have to一般的で、日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使える❤️❤️❤️❤️
(フォーマル可)
I have to study tonight.
have got toややカジュアルで、主に口語的な義務の強調表現に使う❤️❤️❤️
(カジュアル)
I’ve got to finish this project.
have gotta「have got to」の短縮形でカジュアルな口語表現。❤️❤️❤️
(カジュアル)
I’ve gotta call my mom.
gotta非常にカジュアルで、親しい友達との会話で使う❤️❤️
(非常にカジュアル)
I gotta leave now.

「gotta」はフォーマルな場面では使わない方がいいですが、友達との会話では、ぜひ使ってみてください。

より自然な会話ができて、さらに距離が縮まるかもしれません。

ですが、まずは文法的にも正しい「I've got to ~」や「I’ve gotta ~」から身につけることをおすすめします。

「gotta」 の発音と比較

「gotta」を日本語風にカタカナで表すと、「ガダ」に近い発音です。

補足

英語の「t」は、母音に挟まれた場合に「d」のような柔らかい音になります(アメリカ英語で特に顕著)。その結果、「gotta」は「ガタ」ではなく「ガダ」のように聞こえることが多いです。

発音

① I have to go.

② I've got to go.

③ I've gotta go.

④ I gotta go.

混同しやすいフレーズ「got a」の意味と使い方

ワンピースの世界観をイメージ
ワンピースの世界観をイメージ

「got a ~」は「get a ~」の過去形で、「〜を手に入れた」「〜を買った」などの意味で使われます。

注意点として、「got a ~」と「gotta ~」は異なる意味を持ちながら、発音がよく似ているため、リスニング時に混乱しやすい点が挙げられます。

「got a ~」の意味と使い方

  • 意味:「〜を手に入れた」「〜を買った」「〜を受け取った」
  • 使い方: 「a」は「1つの」という意味を持つので、単数形の可算名詞を続く。

例文 1

I got a new phone yesterday.
(昨日新しい携帯を手に入れた。)

例文 2

She got a ticket for the concert.
(彼女はそのコンサートのチケットを手に入れた。)

「gotta ~」と「got a ~」見分け方: 後に続く単語と文脈に注目

「gotta」と「got a」は、よく似た発音なので、音で区別するのは難しいです。

ですが、後に続く単語が、動詞か名詞かによって区別できます。

さらに、文脈からもヒントが得られるため、過度に恐れる必要はありません。

続く単語フレーズの例意味
動詞I gotta go.gotta = 〜しなきゃ
名詞I got a book.got a = 〜を手に入れた

単語の種類で区別する

例文 1

I gotta call her.
(彼女に電話しなきゃ。)

→ 「gotta」の後に「call」(動詞)が続くので、「〜しなければならない」の意味。

例文 2

I got a call from her.
(彼女から電話がかかってきた。)

→ 「got a」の後に「call」(名詞)が続くので、「〜を受け取った」の意味。

文脈からヒントを得る

例文 1

A: "Why are you leaving early?"
(どうして早く帰るの?)

B: "I gotta pick up my sister."
(妹を迎えに行かなきゃ。)

→ 早く帰る理由を質問されている。

例文 2

A: "What did you get for your birthday?"
(誕生日に何をもらったの?)

B: "I got a new bike."
(新しい自転車をもらったよ。)

→ 誕生日のプレゼントを質問されている

よく耳にする「gotta」を含む表現

英訳されたアニメや漫画、海外ドラマ、ドキュメンタリーなどを見ていると、「gotta」を含むフレーズによく出会うと思います。

ここでは、よく耳にする「gotta」を使った表現をいくつかご紹介します。

①「I gotta go now」(もう行かなきゃ)

  • 意味:「もう行かなきゃ」
  • 使い方: カジュアルな会話で、別れの挨拶や急ぎの状況で使われる。フォーマルな場面では、「I have to go now」が適切。

例文 1

I gotta go now. See you tomorrow!
(もう行かなきゃ。じゃあ、また明日!)

例文 2

Sorry, I gotta go now. My mom is waiting for me.
(ごめん、もう行かなきゃ。お母さんが待ってるんだ。)

②「You gotta be kidding!」(冗談でしょ!)

  • 意味:「冗談でしょ!」「ふざけてるの?」
  • 使い方: 驚きや信じられないという気持ちを表現するときに使われる。

例文 1

"You paid $100 for that? You gotta be kidding!"
(それに100ドル払ったの? 冗談でしょ!)

例文 2

What? He got the promotion? You gotta be kidding!
(え?彼が昇進したって? 冗談でしょ!)

③「You’ve gotta try this」(これを試してみなきゃ)

  • 意味:「これを試してみなきゃ」「絶対やってみて!」
  • 使い方: 食べ物や体験など、相手に何かを強く勧めるときに使われる。

例文 1

You’ve gotta try this pizza. It’s the best I’ve ever had!
(このピザを絶対試してみて。今までで一番美味しいよ!)

例文 2

You’ve gotta try this dress. It looks perfect for you.
(このドレスを試してみなきゃ。君にぴったりだと思うよ!)

④「You've gotta know that …」(理解しておかなきゃ)

  • 意味:「〜ってことを知っておかなきゃ」「理解しておかなきゃ」
  • 使い方: 相手に助言をしたり、重要なことを伝えたり、知っておいてほしいときに使う。

例文 1

You’ve gotta know that I’m always here for you.
(いつでも君のためにいるってことを知っておいてね。)

例文 2

You’ve gotta know that life isn’t always fair.
(人生はいつも公平とは限らないってことを理解しておかなきゃ。)

これ以外でも「gotta」は、さまざまな場面で頻繁に使われています。

少しずつ身につけていきましょう。

「gotta」以外の省略表現:「gonna」と「wanna」

ワンピースの世界観をイメージ
ワンピースの世界観をイメージ

「gonna」と「wanna」は、「gotta」と同様に、口語的な省略表現で、カジュアルな会話でよく使われフレーズです。

  1. 「gonna ~」(〜するつもりである)
  2. 「wanna ~」(〜したい)

この記事では詳しく説明しませんが、「gotta」と同様に、フォーマルな場面では避けるべき表現であり、主に友達や家族とのカジュアルな会話で使われるフレーズです。

①「gonna」(〜するつもりである)

「gonna」は「going to」の省略形で、未来の予定や意図を表します。

「gonna」

  • 意味: 「〜するつもりである」「〜する予定です」
  • 文法:「gonna + 動詞の原形」
  • ポイント:「gonna」は「going to」が短縮された形で、口語的でカジュアルな会話で使われる。

例文 1

I’m gonna go to the store.
(お店に行くつもりだよ。)

例文 2

What are you gonna do this weekend?
(今週末は何をする予定?)

フォーマルな文章では使われず、話し言葉や親しい間柄でのメッセージで使われる非常に一般的な表現です。

②「wanna」(〜したい)

「wanna」は「want to」の省略形で、「〜したい」という意味を表します。

「wanna」

  • 意味: 「〜したい」
  • 文法:「wanna + 動詞の原形」
  • ポイント:「wanna」は「wanna to」が短縮された形で、口語的でカジュアルな会話で使われる。

例文 1

I wanna watch a movie.
(映画を観たい。)

例文 2

Do you wanna grab some coffee?
(コーヒーでも飲みに行かない?)

「gonna」と「wanna」も、親しい間柄で頻繁に使われるカジュアルな表現なので、この記事の最後に簡単に紹介しました。

繰り返しになりますが、ビジネスなどのフォーマルな場面には、あまり適していないので、使わない方が無難でしょう。

まとめ

ワンピースの世界観をイメージ
ワンピースの世界観をイメージ

今回は、アニメ『ワンピース』の人気キャラクター、Mr.2・ボン・クレーの名言を題材に、「gotta」の使い方を解説しました。

「gotta」は、漫画、アニメ、映画など、カジュアルな雰囲気を描くシーンで頻繁に登場する表現です。

フォーマルな場面では避けた方がよい表現ですが、逆に、友達同士の会話では積極的に使うことで、さらに親密な関係を築けると思います。

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